LPレコード(Long Play record)は、1940年代後半に登場したアナログ音楽メディアで、通常12インチの直径を持ち、片面に約20分程度の音楽を収録できます。LPは、従来の78回転のレコードよりも長時間の録音が可能で、音質の向上とともに音楽の楽しみ方を変えました。通常、LPは33 1/3回転で再生され、アルバム形式で音楽を一貫した流れで楽しめる特徴があります。
EPレコード(Extended Play record)は、通常7インチ(約18cm)の直径を持つアナログ音楽メディアで、LPレコードよりも短い再生時間を持ちながら、複数の楽曲を収録できる特徴があります。一般的には片面に4曲程度、合計で約10~15分の音楽を収めることができます。EPは、通常33 1/3回転で再生され、シングル(45回転)の約2倍の収録時間を提供します。
SPレコード(Standard Play record)は、主に78回転で再生されるアナログ音楽メディアで、通常は10インチ(約25cm)または12インチ(約30cm)のサイズを持ちます。1枚のレコードには、片面に約3~5分の音楽が収められ、通常、1曲を収録したシングルが多いです。SPレコードは、1920年代から1950年代初頭まで主流だった音楽メディアで、当時の音楽を再生するための標準的な形式として広く使われていました。